運転寿命を延ばしたい

2022-02-05

運転寿命を延ばしたい年齢を重ねても安全にハンドルを握っていたい。「運転寿命」を延ばそうという取り組みが各地で広がっていると2022年2月3日付の日経新聞が伝えていました。
高齢ドライバーの事故が目立つようになった一方、車を手放すと、生活の足や生きがいを失いかねないとの声もあって悩ましいのが実情です。どのような試みがあるのか探った記事でした。


運転寿命を延ばしたい地方では移動手段が限られ、高齢でも簡単に車を手放せない事情があります。そうした高齢者を支援する自治体も目立ちます。

山梨県富士河口湖町では2009年度から「シニアドライバー支援セミナー」を開いています。セミナーは全6回。希望者を募り、毎年40〜50人が参加しています。
ドライブシミュレーターでの講習や専門家の講演に加え、ぬれた路面で急ブレーキをかけて安全に止まれるかをトヨタ交通安全センターモビリタ(静岡県小山町)で体験できるセミナーです。



運転寿命を延ばしたい体を鍛えるのも大切です。「『運転寿命』をのばすドライバー体操」著者で、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは、「高齢者は重量覚(重さに対する感覚)が鈍り、ハンドルを強く握りがちだ」と指摘しています。
強く握りすぎるとハンドル操作がままならず、危険の回避が遅れる可能性があるそうです。
中野さんは対策としてペットボトルを使った体操を勧めています。

運転寿命の延伸は健康寿命にも関係するというデータがあります。
国立長寿医療研究センターの調査では、運転をやめた高齢者は継続した人に比べて要介護状態になる危険性が約8倍に高まるとの結果が出ています。
生活の質(QOL)を維持・向上するためにも、運転寿命を延ばす試みは大事になってくると記事には書いてありました。

配信 Willmake143

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