11月, 2010年
歯周病は全身病
2010年10月21日に放送されたフジテレビ「とくダネ!」が取上げたテーマは“歯周病は全身病”でした。
高血圧の患者さんが半年ほどの歯周病治療で血圧値が158から128へと改善された症例や糖尿病の患者さんが歯周病を治療した結果、半年後に HbA1cが7.4%から6.4%に改善された症例が紹介されていました。
しかし歯周病と全身病の関連は、医療関係者の間でもまだまだ情報の共有がなされていないので、全身の健康のためにも半年に一度は歯科医を受診する のが望ましく、また内科と歯科の連携を促すのも大事になってくるとコメントされていました。
配信 Willmake143
病気は口から始まっていた!緊急 家庭でできる口の中ドック 2時間スペシャル
2010年10月12日に放送された「みんなの家庭の医学」は、“病気は口から始まっていた”がテーマでした。
健康な人でも歯周病菌が原因で血糖値が上がり、糖尿病の引き金になる可能性があることや 「合わない被せ物」や「欠けた虫歯の放置」などの慢性的 な舌への刺激が、舌ガンを発生させてしまうことが紹介されていました。
口の中の重大な病を発症する前には、前触れとも言える、小さな異変が表われていることがあるので「超早期発見」も可能だということです。
配信 Willmake143
歯周病は糖尿病第6の合併症
月刊糖尿病(2010年12月号)は糖尿病第6の合併症として歯周病の特集を組んでいます。
「Floss or die ?」
10年ほど前に発信されたアメリカ歯科医師会のこのキャッチフレーズは、「デンタルフロスを用いて歯磨きを徹底的に行いますか?それとも歯周病に なり、それが原因で命を脅かすような別の病気にもかかって寿命を縮めますか?」という意味だそうです。
糖尿病と歯周病の治療には、医科・歯科連携して取組む体制の確立が必要であることが強調されています。
配信 Willmake143
文藝春秋が“医療の常識を疑え”を特集
月刊誌・文藝春秋(2010年11月号)で “医療の常識を疑え”が特集されました。
その中で弘岡秀明先生が、インプラント埋入後にインプラント周囲炎にかかってしまったが、高齢になっていて治療費が払えず、治療できる医療機関も 見つからない―
そんなインプラント難民が増えていると指摘しています。インプラント施術前に虫歯と歯周病の治療が終わっていることは大前提。
健康を維持するために、適切な治療のみならずメンテナンスをしてくれる技術力と知識のある歯科医を選びましょうと注意を促しています。
配信 Willmake143