触る場所の清掃

2021-05-23

触る場所の清掃
触る場所の清掃新型コロナウイルス対策の清掃や消毒は1日1回でも十分。ただし普段の手洗いは必要。こんな見解を、感染症対策を担う米疾病対策センター(CDC)が出したと2021年5月23日の朝日新聞が伝えています。
ウイルスを触ることで感染する「接触感染」のリスクが比較的低いというのが理由で、どのくらい低いのか、注意点は何かについて記事には書いてありました。

CDCの見解は、新型コロナの接触感染リスクに関するいくつかの論文を根拠にしています。そのひとつである米タフツ大学の研究では、米マサチューセッツの街中で、人々がよく触る場所にウイルスがついているか、その場所はどのくらいの頻度で触れられるのかなどを調査しています。

昨年春から初夏にかけて調べたところ、348ヵ所のうち、わずかでも新型コロナウイルスが見つかったのは、8.3%にあたる29カ所だったそうです。
横断歩道のボタン、地下鉄駅のドア、レストランのドアなど12の対象のうち、ゴミ箱のふたが一番ウイルスが見つかった割合が高く、25.0%だったといいます。

それぞれの対象にどのくらいの頻度で人が触るのかも調査しています。触ったものから手、そして口などの粘膜にどのくらいの割合でウイルスが移動するかといったことを加味して解析した結果、対象のものを触ったことで感染するリスクは、1千万分の2〜1万分の4(中央値は100万分の2.2)と推定されました。これは、インフルエンザやノロウイルスと比べても低い値です。 


触る場所の清掃必ず触らなければいけないドアノブや、公共のものを触った後の手の消毒は感染リスクを下げるのに役立つとしています。
ただ、接触感染のリスクの低さを考えると、感染拡大を抑えるためには飛沫やエアロゾル対策、例えばマスクや他人との距離を空けることが優先されると結論づけていました。
では、どのくらいの頻度で清掃や消毒をしたらいいのか。CDCは、ドアノブやエレベーターのボタン、机などのよく触る場所について、1日1回の清掃を勧めています。
通常はこれで十分だが、24時間以内に感染者や、感染が疑われる人がいた場合は、清掃と消毒を実施してほしいといっています。
またCDCも普段の手洗いを推奨しています。せっけんをつけ、20秒がめやすです。すぐに手を洗えない場合はアルコール消毒も有効としています。

トイレの水を流すときにはふたを閉めて、便座はきれいに保ってほしい。トイレのドアノブも1日数回は清掃することを記事では勧めています。

配信 Willmake143

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