大腸の健康を守る

2022-04-18

大腸の健康を守るかつては便を作り排泄するだけの器官と思われていた「大腸」。現在は健康・長寿に関わる器官として注目され、大腸の状態を良好に保つ「腸活」に関心が高まっていると2022年4月16日の日経新聞が伝えていました。


大腸の健康を守る大腸は小腸で消化・吸収された後に半液状となった食べ物のカスから水分やミネラルを吸収。
便を生成して一時的にためた後、肛門へと送り排せつするのが主な働きです。大腸には干種類・100兆個以上の細菌が生息しているといわれています。
この腸内細菌叢(腸内フローラ)の研究が進んできたことで、大腸が健康・長寿にとって重要な器官であることが分かってきたそうです。

腸内フローラを研究する京都府立医科大学大学院医学研究科の内藤裕二教授は「100歳以上の百寿者の割合が高い京都・丹後地域の高齢者の腸内細菌を調べたところ、ビフィズス菌や酪酸産生菌の比率が高く、腸内フローラの多様性がみられた」と話しています。


大腸の健康を守る大腸を良好な状態に保つには、食事で『シンバイオティクス』を取り入れることが大切だそうです。

シンバイオティクスは有用な菌を摂取する「プロバイオティクス」と、有用菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖などをとる「プレバイオティクス」を組み合わせたものです。

プロバイオティクスではビフィズス菌入りヨーグルトが代表的です。
大腸の機能が衰えた状態を「大腸劣化」と呼び、様々な不調を招くリスクがあると警鐘を嗚らしています。
食事や生活習慣を見直して、大腸劣化の予防・改善に取り組む際は、ただ良いとされるものを実践するだけでなく、その結果、自分の体がどう反応したかを確認しながら取り入れていくことが重要だと記事には書いてありました。

配信 Willmake143

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