ワクチン基礎知識

2021-07-09

ワクチン基礎知識
ワクチン基礎知識新型コロナウイルスのワクチンは、開発時の臨床試験やその後の研究で、重症化の抑制や感染予防に高い効果があることが示されました。
ただ、開発時にはまだ流行していなかった、感染力がこれまでよりも強いとされるインド由来の変異株(デルタ株)が、日本をはじめ世界に広がりつつあります。
この新たな変異株にもワクチンは効くのか。接種後はどのくらいの期間、効果が持続するのか。ワクチンの有効性について疑問点をまとめた記事が2021年7月7日の毎日新聞に載っていました。


ワクチン基礎知識米ワシントン大は、論文や記事など入手可能なあらゆるデータを使って、ワクチンの変異株に対する有効性を推計し、毎月、公表しています。

6月に公表された推計によると、日本国内でこれまで主流だった英国由来の変異株(アルファ株)に対し、感染しても発症を防ぐ効果はファイザーが91%、モデルナが94%アストラゼネカが74%。
感染そのものを防ぐ効果は、ファイザーが86%、モデルナが89%、アストラゼネカが52%だったそうです。


ワクチン基礎知識世界中で新たな脅威となりつつあるデルタ株などに対し、発症を防ぐ効果はファイザーが81%、モデルナが83%、アストラゼネカが53%。
感染を防ぐ効果は、ファイザーが77%、モデルナが79%、アストラゼネカが47%でした。

ただ、イスラエル保健省によると、ファイザーのデルタ株の感染予防効果は64%といい、調査によって幅があるとみられています。
ただ、英国のイングランド公衆衛生局は6月、重症化を防いで入院を回避する効果は、ファイザーの96%に対してアストラゼネカは92%であると分析し、いずれも「高い効果がある」と評価しています。
ワクチンの効果は、接種後どのくらいの期間にわたって持続するか。ファイザーやモデルナのワクチンは、2回目の接種から少なくとも6ヵ月間は有効であることが、臨床試験の結果から示されています。ただ、半年後以降も有効かはまだ分かっていないそうです。

配信 Willmake143

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