軽度認知障害とは

2021-06-21

軽度認知障害とは
軽度認知障害とは日常生活に支障が出るほどではないが、同世代の平均に比べて物忘れが多い。そんな状態を「軽度認知障害(MCI)」と呼びます。2021年6月19日の日経新聞がMCIの早期発見などを紹介していました。


軽度認知障害とはタレントの名前や読んだ本の題名が思い出せない。こうした固有名詞の記憶が怪しくなるのは加齢とともに誰にでも起こりうることです。
ただ「昨夜の食事に何を食べたか」「先週誰に会ってどんな話をしたか」など自らの行動に関する内容、いわゆる「エピソード記憶」を忘れてしまうことが増えたら要注意。認知症の前段階かもしれないからです。 

こうした加齢による物忘れと認知症の境界にある状態がMCIです。
認知症専門の和光病院(埼玉県和光市)の今井幸充院長は「日常生活に大きな支障はなく、認知機能の検査もほぼ正常範囲。
しかし記憶力などが明らかに年齢の平均より劣っている状態と考えてほしい」と説明しています。


軽度認知障害とは今井院長は「MCIの4割以上がアルツハイマー型認知症に移行する。何より早期発見が重要だ」と指摘しています。

アルツハイマー型認知症は現状では完治できません。
ただMCIの段階で発見して対策をとれば、進行を遅らせることも可能になってきたということです。
進行を遅らせるためには生活習慣の改善も欠かせません。
曰々の食事でも炭水化物の過剰摂取を避け、野菜や青魚を中心にビタミン類やタンパク質をしっかり摂るよう呼びかけています。

よくかんで食事することが脳を活性化し、MCI予防にもつながります。食後の歯磨きで口腔環境をきれいに保っておくほか、定期的な歯科受診も勧めています。

配信 Willmake143

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