グーパー体操

2019-12-03

グーパー体操
グーパー体操2019年11月30日に「寝たきりでもできる!死ぬまでボケないグーパー体操」という本が光文社から出版されました。著者は、白律神経の研究で有名な順天堂大学医学部の小林弘幸教授です。
小林先生が提案する、いつでもどこでも簡単にできる「グーパー体操」が今話題を呼んでいます。

グーパー体操の基本形は次のとおりです。グーのときは痛くならない程度に、手のひらを指先でたたくようにぎゅっと握ってください。
パーのときは、指先をしっかりとのばし、指がそるまで大きく開きます。手のひらにハリが出るくらいまで広げるのが理想的です。
人混みでやるときは、目立たないように腕を下げてやってもOK。1分程度、ゆっくりとグーパーをくり返すのが基本です。
朝の起床後や、夜の就寝前に行うと効果的ですが、気が向いたときに何回やってもOKです。


グーパー体操実際、手のひらを握って開いて、グーパーを繰り返しているうちに手のひらがあたたかくなってきませんか?

順天堂大学の「漢方先端臨床医学研究室」でリアルタイムで血流の状態を測定できるレーザースペックル式の血流画像化装置を使って調べたところ、30代の男性が1分間グーパーを繰り返しただけで、手のひらから指の末端まで血流量の増加が確認できたそうです。
とくに末端の血流改善効果が顕著で、グーパーをする前と後では、人さし指約80%、中指約75%、薬指約71%も血行がよくなっていることが判明しました。
体中の血液の流れにも大きく関わる手の毛細血管の血流増加が、最新機器によって明らかになったのです。


グーパー体操血管の99%を占めている毛細血管は、「栄養血管」ともいわれ、酸素や栄養を体の隅々まで運び、健康を維持する役割を果たしています。
しかし、この毛細血管は加齢とともに減少します。動脈や静脈などの太い血管が、弾力のある若々しい状態を保つためには、毛細血管の血流がいい状態であることが不可欠なのです。

手や足を握って開くことで、毛細血管を剌激し、ポンプのように血液を全身に巡らせます。
とても簡単な運動です。手のひらを動かすだけで、消滅しないで残っている毛細血管の先端ギリギリまで血液が流れ、酸素が送り届けられます。
その刺激を受けて、新たな毛細血管が作り出されるのです。
この本で小林先生ががすすめる「グーパー体操」は年齢とともに消滅してしまう毛細血管を「再生」する運動です。

配信 Willmake143

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