認知症と車の運転

2014-12-26

認知症と車の運転
認知症と車の運転週刊朝日の2014年12月26日号が 「認知症と車の運転~免れにくい家族の責任~」 という特集を載せていました。
2012年11月に宮崎県で認知症の男性(70代後半)が運転する車が小学生3人をはねて、大けがをさせる事故があったそうです。はねられた男児の一人は今も意識不明で、男性は自動車運転過失傷害と道路交通法違反の疑いで逮捕、起訴されました。

男性の弁護側は裁判で 「認知症で心身耗弱の状態だった」 と主張しましたが、懲役1年2カ月の実刑判決を言い渡されました。
2014年8月に、意識が戻らない男児の両親は、その認知症の男性と家族に対し、治療費や介護費など計約3億6千万円の損害賠償を求める訴えを宮崎地裁に起こしています。
訴状によると、男性が事故を起こす危険性があると認識しながらも運転を止めなかったとして、同居の妻と別居の子ども2人にも賠償を求めているそうです。


認知症と車の運転国立長寿医療研究センターの荒井由美子医師が監修した 「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル」 の中にある運転チェックリストは、運転免許証の返納のタイミングを考える上で、参考になります。

配信 Willmake143

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