飛蚊症

2014-07-26

飛蚊症
飛蚊症目の前を蚊や糸くずのようなものがちらついたり、特に白い壁を見たときに気になるようであれば、「飛蚊(ひぶん)症」を疑ったほうがよいという 記事が2014年7月25日の日経新聞に載っていました。

外から入ってきた光は、透明な膜である角膜、レンズの水晶体、ゼリー状の球である硝子体を通り抜けて、目の奥にある眼底の網膜に達して、脳が物体 を認識します。
このうち飛蚊症に関係する硝子体は、ほとんどが水分で透明だが、何らかの原因で濁りが生じると、その影が網膜に映ってしまい、蚊や糸くずのように 見えてしまうと書かれていました。
これが一般的な飛蚊症で、加齢による生理的タイプと呼ばれています。加齢による生理的タイプの飛蚊症は、検査と診断をするだけで、特に治療はしな いとのことです。

近畿大学の下村嘉一主任教授は「症状に変化があったときに再び眼科を受診するよう患者に伝えている」そうです。
これに対し放置してはいけないのが、「網膜に穴が開く病気によって起こるタイプ」の飛蚊症です。網膜に空いた穴は、なるべく早く塞ぐことが重要で す。

そのままにしておくと、穴から硝子体の成分が網膜の後ろ側に入り込み、穴を起点に網膜がだんだんとはがれてしまう剥離が起こり、剥離が進むと、視 力が低下し視野も狭くなります。
「五感のうち目からの情報が全体の約8割を占めるといわれるほど視覚は重要だ。気になる症状があれば、早めに医療機関を訪れることが肝要だ」と書 かれていました。

配信 Willmake143

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