生活習慣病と認知機能
2014-04-07
日本臨床という医学雑誌が、2014年4月号で “生活習慣病と認知機能” という特集をやっていました。
その特集の中で、認知機能は食事、運動、仕事、休養、喫煙、飲酒などの生活様式や、悪しき生活様式による生活習慣病に大きく影響される。そのこと が、近年の疫学調査により明らかにされてきたと書かれていました。
認知症の予防を見据えて治療を目指した方がいいという生活習慣病には、次のようなものがあります。
高血圧症、糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドローム、虚血性心疾患、心不全、慢性閉塞性肺疾患(COPD)肝疾患、ロコモティブシンドロー ム、睡眠障害、歯周病などです。
特集の中で歯周病のところを執筆しているのは、名古屋市立大学大学院医学研究科病態生化学の道川誠教授です。
「哺乳類に限らず、ほとんどの動物は、餌を見つけて食べることに生きている時間のほとんどを費やすことを考えれば、口腔機能と脳機能とは想像以上 に深い関連があると思われる。
歯科疾患は治療が比較的安易であることから、歯科疾患の治療によって認知症などの中枢神経疾患が予防できれば、大きな意義をもつと考えられる」と 道川教授は、歯周病項目の最後のところで書いていました。
配信 Willmake143
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