腸内細菌
2014-03-26
2014年3月18日の日経新聞の記事の中で「人間を病気から守る免疫細胞の7割は腸に集まっている」と筑波大学医学医療系の渋谷彰教授が語っ ていました。
腸内細菌が腸に住み着くことが刺激になって免疫力を育てるとともに、免疫の働きを助けていると考えられています。
腸内細菌のバランスを崩すのは、抗生物質の使いすぎや食習慣、ストレスなどの生活習慣からの影響によるものが大きいそうです。
腸内細菌研究の草分けとして有名な光岡知足東大名誉教授は、著書でビフィズス菌などの善玉菌を多く含むヨーグルトなどの乳製品や納豆などの発酵食 品、また善玉菌の働きをよくすると考えれれている食物繊維やオリゴ糖を多く含む食品をとることが効果的だと書いています。
腸内細菌は母親の胎内にいる間は、存在せず、生まれた後に口にする食べ物などを通じて体内に入り、腸に定着します。
出産直後の乳児は20〜30種類の腸内細菌しかなく、離乳食を食べ始める2歳頃になると急速に増えていきますが、急増する時期に清潔すぎる環境に 置くと腸内細菌の種類が十分に増えず、大人になってもバランスが悪いままになる危険性があるそうです。
幼児期に屋外で土を触って遊んだり、おもちゃをしゃぶったりする経験は大切だと書かれていました。
配信 Willmake143