歯髄細胞バンク
2012-10-25
東京・中野区にある歯科医院で、9歳の男の子が初めての抜歯をしようとしています。抜いた歯は細胞保管施設へ搬送されてから、歯髄細胞が摘出さ れ培養されます。検査で問題がなければ−196℃で冷凍保管される予定だそうです。
写真は、2012年10月25日(木)にワールドビジネスサテライト(WBS)という報道番組の特集で放送された画像の一部です。特集のタイトル は、「iPS細胞ビジネス」でした。
岐阜大学などの研究で、歯髄細胞からiPS細胞が効率的に作れるということが判明したことから、歯髄細胞バンクのビジネスが始まっています。
採取時の外科侵襲がある骨髄バンクや出産時にしか採取できない臍帯血バンクより、歯髄細胞が細胞バンクとして適しているのは明らかです。
従来、医療廃棄物として処理されてきた親知らずや乳歯などから採取可能な自分の歯髄細胞が、将来、再生医療を受けるときの、かけがえのない財産と なるわけです。
「抜けたその乳歯がお子さんの未来の健康を守ります」という再生医療の研究がすすんできています。
配信 Willmake143
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