口腔ケア 感染症、接触障害を予防
2012-04-30
2012年4月12日の熊本日日新聞に熊本県山鹿市の特別養護老人ホーム矢筈荘(やはずそう)で、口腔ケアを徹底する取り組みが紹介されまし た。
まず食事前には、職員が入念に利用者の口回りをマッサージすることで、口の動きが活発になり、唾液の分泌もよくなるので、口内の残りかすが少なく なるそうです。
また食事後は義歯用、歯間用など数種類の歯ブラシで歯肉や口内の側面、舌や舌下もマッサージします。
そのお陰で、経管で栄養を取っていた入所者が唾液分泌が良くなり、再び口から食べられるようになったということです。
この取り組みの効果で、矢筈荘では2005年以降インフルエンザ感染者を出していません。
熊本県歯科医師会は口腔ケアが免疫力向上につながることを実証する取り組みで、シニア世代全体の参考になると注目しています。
特に高血圧の降圧剤を服用している人などは、口の中が乾燥しがちなので、唾液の分泌を促し、口内を乾燥させないことが大切だと書かれてありまし た。
配信 Willmake143
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